同じ木でも、どこに立てるかで
想いと景色が変わる。
朝の光がモミジを透かす。雨のあと、苔の色が濃くなる。そんな「ふと目にとまる景色」を、眺める時間があります。
木の一本、石のひとつひとつ、水の流れる様。置き場所と組み合わせで、庭はまるで違う顔になります。過ごしやすい庭は「庭・ガーデン」のページで。眺めて、こころが動く庭は、この「造園・庭のしつらえ」ページを、ご覧ください。

同じ石でも、同じ木でも、向きと高さ、隣り合わせるもので、見え方はまるで変わります。図面の上だけでは決まらない、その場に立って初めて分かる“納まり”を、目で確かめながら整えます。
景石の据わり、水のおと、木のかたむき。派手さではなく、時間が経つほど深くなる静けさを、自然の素材でしつらえます。正統の和の庭も、和モダンも、その家に似合う“間”を大切にします。
木は育ち、苔は広がり、庭は少しずつ表情を変えていきます。植えたその日だけでなく、何年か先にちょうどよくなるように。育ったあとの手入れのことまで見越して、木と景色を選びます。
和の庭にも、いろいろな顔があります。その家と、暮らしに似合う一つを、ご一緒に。

石組と灯籠、飛び石に苔。眺めるたびに季節を映す、正統の和の庭を。玄関まわりの一角から、広い庭まで。

蹲踞に落ちる水のおと、黒竹の垣。小さな一角でも、家の中から眺める景色が、ぐっと深くなります。

白砂に描く砂紋と、据えた景石だけで、山水を思わせる。手のかかりにくさも、今の暮らしに似合います。
造園の景色をかたちづくる、言葉たち。読み方とともに、いくつかご紹介します。木そのものの一覧は、庭・ガーデンの植栽辞典でご覧いただけます。
造園は、庭に時間を植える仕事です。
つくって終わり、ではありません。若い家に木を植える——それは、これから何十年と育っていく景色の、はじまりの一日です。
子が巣立ち、暮らしが変われば、庭もかたちを変えていきます。古くなった庭を、今の暮らしに合わせて結い直す。使いにくくなった一角を、また心地よい景色に。まるごと変えず、これまでの庭の続きとして整えます。
年を重ねて、手入れがつらくなってきた。子どもたちは遠くで暮らし、自分に何かあったら、この庭を残して迷惑をかけてしまう——そう気に病む方は、少なくありません。でも、庭を軽くすることは、庭を粗末にすることではありません。手に負える広さに整え、危ない木を下ろし、これからも安心して眺められるかたちにする。それは、庭とあなたの、これからのための手入れです。
すべてを片づけてしまう前に、ひとつだけ。お父様が植えた木、お子さんの誕生に合わせて植えた木——残したい一本があれば、教えてください。掘り上げて、新しい場所へ移します。庭は小さくなっても、大切な一本は、これからも家族と一緒に。庭じまいは、想い出じまいではありません。
※ 写真はいずれも完成イメージです。
技と心を、かたちに。
世代を紡ぐ、贈り物。
この庭も、いつか誰かへの贈り物になる。
そう思って、一本を植えます。
おおまかには、過ごすための庭が「庭・ガーデン」、眺めて心が動く景色をしつらえるのが「造園」です。とはいえ、境目はゆるやかなもの。暮らしとご希望をうかがいながら、ちょうどいいかたちを一緒に見つけます。
はい、よく似合います。玄関わきの小さな坪庭や、窓から見える一角だけでも、和の“間”があると家がぐっと落ち着きます。全部を和にせず、洋の家に和をひとさじ、という合わせ方もおすすめです。
はい、剪定や草取りだけのご依頼も承ります。毎年でなくてかまいません。必要なときだけで大丈夫です。「伸びすぎて手に負えなくなった」というときも、どうぞ。
はい、まるごと変えずに、活かしながら結い直せます。使いにくくなった一角だけ、手入れの楽なかたちに。残せる石や木はそのままに、これまでの庭の続きとして整えます。リガーデンとも呼ばれる作り直しです。
はい。手に負える広さに整え、危ない木を下ろし、これからも安心して眺められるかたちにします。庭を軽くすることは、庭を粗末にすることではありません。ご負担にならない付き合い方を、一緒に考えます。庭じまいとも呼ばれる区切りのお手伝いです。
はい。お父様が植えた木、お子さんの記念樹——残したい一本があれば、掘り上げて新しい場所へ移せることがあります。庭は小さくしても、大切な一本は残す。そんな作り直しも、心を込めてお手伝いします。
もちろんです。狭いからこそ映える景色があります。窓から見える一坪の庭、門まわりの一角。限られた広さに合わせて、ちょうどいいしつらえをご提案します。
はい、活かすご提案が得意です。長く庭にあった石や灯籠には、その家の歳月が宿っています。据え直したり、組み合わせを変えたりして、これまでのものを大切にしながら、新しい景色に生かします。
「いくらです」と即答したいところですが、庭の広さも、今ある木や石の状態も、お家ごとに違うので、ここで数字を言い切ると、かえって当てにならないお約束になってしまいます。まずは庭を見せていただければ、その場でおおよその幅をお伝えします。お見積りは無料。金額を大きく見せるような書き方は、いたしません。
たいていの和の庭はお引き受けできますが、文化財のような格式の高い作庭や、大きな池や滝を組む大規模な庭は、その道の専門の庭師さんの方が向く場合もあります。うちが得意なのは、暮らしに長く寄り添う、家庭の和の庭です。まずはどんな庭を思い描いておられるか、聞かせてください。
ご相談・お見積りも無料です。何にいくらかかるのか、正直にお伝えします。
「小さな坪庭でもできる?」「手入れが大変になってきた」も、どうぞご遠慮なく。そのなかでできることを、一緒に考えます。
お電話の際は「HPを見た」とお伝えください。